最近院生になって初めての海外出張なるものに行ってきまして、その間の国際線で大量に映画を見たのでそれらについて簡単に感想を残しておきます。
見た映画は往復合わせて以下の通り。
以下各々の感想です。あとちょっとネタバレをするかもしれません。
マインクラフト/ザ・ムービー
コンピュータゲームの金字塔であるマインクラフトを題材にした映画です。登場人物たちがマインクラフトの世界に潜り込んでしまって、その世界の敵が現実世界を征服しようとしていることを登場人物たちで阻止するという超王道ストーリーです。
行きの飛行機は離陸後やたら揺れる区間を通ったので、そのときに揺れが怖くてコメディを見ようと思ってみた作品として結構覚えてます。多分一度映画館で見たことがあるのですが、その時期は色々あって記憶そのものがほぼ飛んでいるので、ほぼ初見のつもりで見ました。
おっさん2人がバカ騒ぎする作品で、頭を空っぽにしてみると元気が出ます。ただ内容的な深みがあるような作品ではないので、それ以上の感想は出ません。勢いだけの作品ですが、勢いがすごいので面白いです。個人的には機内で見た作品の中で一番見る前の期待値を上回りました。
366日
主演が赤楚衛二、ヒロインを上白石萌歌が演じる恋愛系の映画です。なぜか存在だけ知ってたので見ました。沖縄で高校生のときに出会った2人の20年弱くらいの恋愛模様を大学や社会人での環境の変化とともに描いています。ちなみにタイトルの366日という部分は物語では複数の意味を持ち、話すと長くなるのでここでは述べません。
結末を一言で述べるのが非常に難しい作品でした。この表現自体が正しいのか自体が議論の余地があると思いますが、御幣を恐れずに言語化すれば登場人物全員がベストな状態にはなってないですが、それなりに幸せな形で落ち着いていきました。また結末のみならず、この映画にはある意味”悪役”のような人がおらず、登場人物はみんな常識的な感性をもっているので、誰に対しても共感ができる分、だれか一人の視点に立った分析をすることができず、総評も難しいと思います。ただしその分、恋愛の描写はとてもリアルで、多くの人が実体験と重なる部分を見ることができるのではないでしょうかという感じです。
この作品は理解が非常に難しいのでこれ以上私からの評価は避けたいです。むしろ他の人に見てもらってちょっと感想を語り合いたいくらいなのですが、ここでは一言だけ個人の経験に絡めた感想を述べておくと恋愛ってタイミングが大事なんですねというのはすごく思えました。
怪獣ヤロウ!
バキ童が主演の映画です。市役所職員のバキ童が町興し企画で映画を作るという作品です。
名前だけ知っていたのと、バキ童のイメージから勝手にコメディ映画だと思ってたのですが意外と真面目な映画でした。そのため、最初の想定とちょっとギャップがあって個人的には期待していたほどでもなかったという印象です。行きの便で見たので、もうあまり記憶にも残っていません。
イエスマン “YES”は人生のパスワード
原題は “Yes Man”。さえない銀行マンが怪しい宗教団体に唆されて何事にも「Yes」と答えるようになったことで人生が変わっていく様を描いたコメディ映画です。
これも存在だけ知っていたので見たのですが、まあ可もなく不可もなくといった感じでした。こちらも特に印象に残っていないのでこれ以上語ることなしです。
ただ強いて言えば、途中でポジティブになりすぎた主人公がやっていた、当日に空港に行ってその場で行ける便を買ってノープランで海外旅行するというの一度くらいやってみたいかもしれない。(笑)
トゥルーマン・ショー
自分の人生がテレビ中継され続け、親も友人も妻もテレビ局が用意した役者であることを知らないまま生きていた主人公トゥルーマンが、過去に死んだはずの父親にそっくりの人が町中を歩いていたことから違和感を覚えて、自身を取り囲む世界の仕組みについて気が付いていく物語です。
私自身そこまで詳しくないが、映画界隈で非常に評価の高い作品だと認知していたので見てみました。確かに面白かったが、映画評論家の方々が世界観の斬新さ以外にどういう点を評価しているのかはあまりよく分からなかったというか、世界観の奇抜さを除けば後は普通のコメディ映画のように個人的には思えました。もっとも普通に面白かったですが、最初の期待値が高かった分こんなものかという感じはしました。
あと個人的な要望を言えばシルビアとの再会は描いてほしかったな!
ジョーカー
ホアキン・フェニックス主演のバットマンの悪役ジョーカーを題材にした作品です。バットマンは知らなくても全く問題なく見れます。ストーリーとしては売れないコメディアンのホアキン演じるアーサーが友人の謀略や自分の出生の真実を知っていく中で世界に絶望していき闇落ちするという話です。
5年くらい前に大ヒットした作品なので一度見てみたいと思ってみました。こちらも366日と同様に作品を総評するのが非常に難しいと感じましたが、366日で述べた感想とは逆に登場人物はほぼ全員性格がねじ曲がったろくでもないやつです。一切のホラー要素はなかったですが、常に暗澹とした雰囲気が漂った映画で、感想としては怖いというか、見た後の気分はすこぶる鬱っぽくなってしまいました。
恐らく映画の質としては、今回挙げた作品で一番高いと思いますが、正直二回目は見たくないかな、、



